公開選考会は、アジア助成選考と都内助成選考の2部に分けて行われます。13時の開会後、すぐに第1部アジア枠でのプレゼンテーションが始まります。今年はいずれも、大きなプロジェクトを実施している実力派の団体です。環境を切り口に開発途上国の住民の支援をするプログラムや、人権問題に取り組むプログラムについて発表がありました。3団体のアピールの結果、2012年度アジア助成は、日本＝タイ国際児（タイ・ジャパニーズチルドレン）を支援するNPO法人てのひら・人身売買に立ち向かう会の活動に助成が決定しました。

　第2部は都内枠での助成選考となります。書類選考を通過した、全11団体によるアピールが7分の発表、3分の質問への回答という分刻みで行われます。短い時間の中で、各団体がどのような活動をし、どのような理由でぐらんの助成金が必要かを、会場の参加者に伝えていきます。ぐらん・運営委員と公募によって決定した選考委員からなる審査員も、メモをとりながら各団体の発表を集中して聞いていきます。

　今年も参加団体のジャンルは多種多様でしたが、全体としては、若い方が中心になって運営されているが多く、社会の様々な壁や問題に立ち向かいながらも、明るい活動をしているという印象があったように思います。

　全11団体のアピールが全て終了し、審査員の得点に、ぐらん寄付者による事前投票（ポイントアクション）の点数と、当日来場者の投票結果の得点が加算され、助成団体が決定。2012年度は都内助成枠で6団体が決定しました。 審査結果、第一位の発表後、団体コメント第一声は「うれしいです！」。スタッフ一同もうれしいです。長い1日となりましたが、お疲れ様でした！
　この日のアンケートからも一言ご紹介。「成果出します」。
・・・1年間の活動報告、楽しみにしています！
都内助成に決定した全6団体は→こちらからご覧いただけます。
来年度も多くの皆様のチャレンジをお待ちしております！