草の根市民基金・ぐらん

「草の根市民基金・ぐらん」は、多様な市民活動を支援する、
すべてのプロセスが「市民参加型」の基金です。

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2013年度交流集会

 2013年7月20日(土)に、世田谷区経堂の生活クラブ館で、毎年恒例の『草の根交流集会』を開催しました。この交流会は、草の根市民基金・ぐらんの助成先団体、寄付者や専門家からなる「ぐらん運営委員」、その他に市民団体、寄付者、一般参加者などが集まる、助成と並ぶ大きな企画です。

 今年も例年通り、三部形式のプログラムで進行しました。第一部で2011年度助成活動の最終報告、第二部で助成テーマごとのラウンドテーブル、第三部で懇親会を行います。ぐらんの寄付者で交流会のお手伝いに来て下さった「ぐらんサポーター」の方を含め、49名の方にご参加いただきました。

第一部 : 2011年度助成団体の活動報告

第1部 活動報告第一部では、2011年度に都内草の根助成を行った7団体が、助成金でどのような活動をしてどの様な成果があったのか、来場者の前で発表して頂きました。このように書面で活動報告するだけでなく、寄付者に対して直接成果の発表を行うことが、ぐらんの特徴の一つとなっています。

今年の報告会では、「助成で事業を活発に行うことができたことが評価され、市にこれまでになかった多胎児育成の支援策ができました」(NPO法人ウイズアイ)のように、すべての団体から助成が今後につながったと報告をいただけたことがとても印象的でした。

■アジア女性資料センター
『若い世代向けの女性の人権ワークショップ開発プログラム』

 「ジェンダーカフェ」に大学生、大学院生、会社員、アルバイト、無職、公務員など、これまでにない多様な層の参加がありました。さらに「ジェンダーと人権」連続セミナー、ワークショップ教材開発を若い世代の視点から行うことで、新しい層へのアプローチに成功しました。

■NPO法人 ウイズアイ
『多胎児を育てているママ達のネットワークつくりと育児負担軽減事業』

 外出困難な多胎児のお母さんが安心できる場所をつくることで孤立感が減り、育児負担感の解消につながることで笑顔が増えました。双子を産んで良かったと思えるようになったと言ってくれたママがいました。事業が市に評価され、市からの支援もいただけるようになりました。

■NPO法人 ASIAN PEOPLE'S  FRIENDSHIP SOCIETY
『在日外国人の自立をめざした相談活動に従事する相談員及び通訳者の育成』

 これまでは相談を受けるための体系だったプログラムがなかったため、相談員は手探りで知識やスキルを身につけてきました。今回の助成で「解決型相談マニュアル」を作成し、今後は長きに渡って相談員や通訳者を効果的に育成することができるようになりました。

■NPO法人 西東京子育てコム
『リキャリア(街で潜在化している能力・人材の発掘・活用)』

 ママ記者やママレポーター講座を修了した方々が、実際に地元のFM局でレポーターをしたり情報紙を発行したりと積極的に活動しています。子どもがいながらイキイキと働く母親や、子育てのキャリアを生かした活動のロールモデルを示すことができました。

■一般社団法人 発達心理ライフケア協会
『発達障がい児・者のための支援員養成講座』

 「障がいに対する理解と支援があれば、障害を個性として豊かな人生を送ることが限りなく可能である」として開催した養成講座は、支援を推し進めていくための第一歩になりました。活動が認められ、調布市内で始まる発達障がい者支援事業の1団体となりました。

■NPO法人 キズキ
『不登校・中退経験者向けの居場所づくり』

 助成金によって勉強できるスペースを確保したことで、10名強だった生徒数が40名になり、16名の卒業生が慶応大学、ICU、明治学院大学など様々な大学に合格できました。また悩みを抱える若者や保護者を、落ち着いた空間で迎え入れることが可能になりました。

■NPO法人 監獄人権センター
『受刑者の外部コミュニケーション拡大プロジェクト』

 助成金で「外部交通(面会・文通)問題のための手引き」を作成しました。これにより外部とのコミュニケーションを制限されて困難に直面している受刑者の方々が、不必要な制限を受けた際に適切な対処をすることが可能になり、社会復帰しやすい環境づくりに貢献できました。

第二部 : ラウンドテーブル

第2部 ラウンドテーブル第二部は、第一部での報告団体にテーマ設定と進行をしていただき、そのテーマに沿って少人数のグループで意見交換をするラウンドテーブルです。ラウンドテーブルは今年が四回目、交流会の目玉イベントとなってきました。来場者は各自好きなテーマを二つ選んで参加します。意見交換会は30分×2回。どのグループも次第に話し合いに熱が入っていき、司会の「そろそろ終わりで〜す!」の声も、かき消されるような盛り上がりでした。
 団体の活動ジャンルが様々なので、テーマも多様。また、2012年度に助成した団体や市民団体で活動している方もたくさん参加していただき、本当に様々な分野ならではのご意見が飛び交い活発な議論が行われていました。各グループに参加した皆さまが、それぞれの立場と視点で何か得るものがあったとすれば大成功です。第一部の活動報告につづいて、ディスカッションのリードをしていただいた報告団体の皆さま、ありがとうございました!

団体名 第二部テーマ
アジア女性資料センター 日本は男女平等になったってホント?
NPO法人ウイズアイ 多胎児を育てるための社会的支援・仕組みつくり

NPO法人ASIAN PEOPLE'S

FRIENDSHIP SOCIETY
非正規滞在外国人(子ども)に就学を保障すべきか否か?
NPO法人西東京子育てコム 地域で潜在化している力をどのように発掘・活用していくか

一般社団法人

発達心理ライフケア協会
発達障がい児者への支援や対応の仕方について、皆さんが具体的に考えていること
NPO法人キズキ 社会の中でつまずいた若者になぜ学習支援が必要なのか
NPO法人監獄人権センター 受刑者の社会復帰から考える刑務所処遇について
  

第三部 : 懇親会

第一部、第二部と話し続けていただいた報告団体の皆さま、そしてラウンドテーブルに参加してくださった来場者の皆さま、お疲れ様です!対話と密度の濃いかたちで進めてきた交流会も終盤。お茶とお菓子を交えながら自由に交流を楽しんでいただきました。
 違う分野での共通点や新しい接点を見つけた方、個人的な関心を持って話し込む方、名刺交換をする方などそれぞれでしたが、団体や分野の枠を超えた横のつながりをたくさんつくっていただけたようでした。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!

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