基金の概要

沿革

草の根市民基金・ぐらんは、1994年、生活クラブ生活協同組合・東京によって設立されました。
1989年、生活クラブ生活協同組合が、「もうひとつのノーベル賞」として知られる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞したことを契機に、国際化・巨大化・複雑化している社会的諸問題や、多様な市民のまちづくりを応援するための助成活動を開始したのがはじまりです。

運営団体

草の根市民基金・ぐらんの運営は「わたしたち自身で身近な地域をより良くすることを目指して活動している」NPO法人まちぽっとが行っています。

NPO法人まちぽっと

〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル501号室 [ 地 図 ]
TEL:03-5941-7948
FAX:03-3200-9250
職安通り鬼王神社交差点 南西角3軒目
大江戸線東新宿駅 徒歩3分 JR新宿駅 徒歩15分 西武新宿駅 徒歩5分 新宿大久保駅 徒歩13分 新大久保 徒歩13分
NPO法人まちぽっと ウェブサイト

助成金の申請について

<2020年度助成について>

総額 400万円の助成を行います。 1団体に対する助成の上限は50 万円です。
一般の財団などが行う助成事業では、助成金の使途に制約があり、使いづらいというケースが少なくありません。 一方、「ぐらん」では、使途の自由を広く認めています。
選考において「どのような事業を行うか」を重要視するので、実績のない団体やこれから事業をスタートしようとする団体でもチャンスがあります。また、選考会を公開することで、寄付をした市民が選考過程に参加し、透明性の高い公正な選考を実現しています。

年度別実績

助成概要

過去の助成団体

運営委員

草の根市民基金・ぐらんには、NPO まちぽっとから委任を受けた「草の根市民基金・ぐらん運営委員会」があります。年に4回程度委員会を開催し、活動企画や助成に関してみんなで決めていきます。運営委員会のメンバーは、様々な市民活動を実践している方々、有識者など合計13 名によって構成されています。
助成先の選考にあたっては、寄付者の中から選考委員を募り、運営委員とともに選考を行っています。今後も透明性のある、多くの皆さまに開かれた運営を行なっていきます。

運営委員長 小寺 浩子
これまでに「ぐらん公開選考会」に選考委員として、また助成を受けた団体との「草の根交流集会」に参加をしてきました。 「草の根交流集会」で助成を受けた団体のお話を聞くと、さまざまな活動があり、どの団体も有意義な活動をされていることが良くわかります。 一口100円の支援がどのように活用されているか知ることができ、役に立っていると思うと嬉しく感じます。 これからも草の根市民活動をする団体を応援し、一口100円からできる支援を広げて行きたいと思います。
副委員長 奥田 雅子
NPO法人まちぽっと 理事
草の根市民基金が立ち上がった1994年から面白そうな活動と興味をもっていました。その後、2006年から11年間、副運営委員長を務めました。ぐらんが今のカタチになるときも、15周年の記念出版「市民ファンドが社会を変える」の一部執筆も担当させていただくなど、ぐらんとは長いつきあいです。活動を通して、様々な団体や活動に出会えたことは私の財産になっています。しばらく運営から離れていましたが、再び運営委員に返り咲きです。社会の問題を解決しようと活動している市民活動や事業を市民からの小さな寄付を集めて応援するこのユニークな助成事業を今後も維持発展させていけるよう力を尽くしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
高田 幸詩朗
NPO法人 JAFSA 事務局長
草の根基金運営委員になってずいぶんな時間が経過したように思います。Grand(ぐらん)には「大きな」という意味と草の根(Grassroots)の最初の3文字Graを掛けてありますが、毎年テーマに応じた助成先団体が決定し、小さな種が 大きく芽を開いていくことに喜びを感じています。 運営委員として、文字通り基金自体が時代にあった活動ができるようサポートができればと思っています。
牧田 東一
桜美林大学国際学部 教授
運営委員を務めて、数年になります。主として、アジア助成について皆さんと一緒に考えてきました。草の根市民基金・ぐらんの公開選考というシステムは素晴らしいと思いますし、これまで基金を支えてきた寄付者の方々の気持ちはとても大切だと思っています。 いつも元気な生活クラブの皆さんと基金の運営に関わることは、とても楽しいことです。
三浦一浩
一般財団法人 地域生活研究所 研究員
生協の関係の研究所で、生協運動や市民活動、まちづくりについての調査研究などに取り組んでいます。 様々な活動を見ていて、いつも思うのは非営利の市民活動だからこそのお金の重要性です。 市民のお金を市民の活動に生かす、言葉にしてしまうと簡単なフレーズですが、本当に実践しようとするととても大変で、意義深いものだと思います。そのような意味で「ぐらん」に関わることが出来ることをとてもうれしく思っています。 小さな一つひとつの草の根のつながりをつむぎながら、市民のお金が市民の間で循環していくお手伝いができればと思います。
山木 きょう子
NPO法人アビリテイークラブたすけあい(ACT)理事
NPO法人アビリテイークラブたすけあい(ACT)の理事でぐらんの担当として、3年前から運営委員になりました。 ぐらんの助成金には毎回色々な団体が応募されてきて、その年それぞれの傾向があり社会状況を反映しています。 私はこれまでも長年市民活動を行ってきましたが、また分野の違う団体を知ることができてとても勉強になります。 そういう人々とつながり、社会の課題を発信していくことが必要だと思います。 この助成金がきっかけで個人や団体が発展していけるのは素晴らしいことだと、 運営委員としてのやりがいと責任を感じています。
小松 久子
東京・生活者ネットワーク(杉並)
ぐらんの設立が1994年というと、市民活動元年と言われる阪神淡路大震災が起きた95年より前のことです。今でこそ市民活動を応援するしくみは公私ともに珍しくありませんが、「草の根」ぐらんはその「草分け」であり、しかも市民主体で担ってきたところがすごいと思います。この運営委員会に2008年から籍を置いた約5年間にあらゆるジャンルの市民活動に触れ、その背中を押すお手伝いがちょっぴりできたことはすてきな体験でした。2020年度、縁あってふたたび参加させていただくことになり、新しい出会いを楽しみにしています。
高橋 亮介
東京ワーカーズ・コレクティブ協同組合
「ぐらん運営委員となって今年で6年目となりました。新しい発見や気付きばかりでいつも新鮮で驚かされています。これからももっともっと深く関わっていきたいと思っています」
相原 光子
寄付者推薦枠
ぐらんに関わったとき「コレだ!」と思ったのが「初めの一歩」という言葉。 地域の中で活動を始めたい人たちを、市民が月一人100円から応援する仕組みづくりに魅せられ ました。 自分達で仕事を作り、保護に頼らず生きていくため回収用の車を買う費用を申請したグループが壇上に 一人の話し手以外の方たちが作業服姿でただ黙って立たれたときには「応援しなくちゃ」との思いで眼がかすんでしまいました。 一人でも多くの方たちにぐらんを知って応援の輪に加わってもらいたい。応募して活動の輪を広げてもらいたい。 ひとりの思いをつなげておおぜいの活動を創っていきたいです。
木村 はるみ
寄付者推薦枠
生活クラブの組合員です。 地元で区民センターの協議会委員、環境団体、消費団体などに所属し幅広い活動をしています。 世の中にはいろいろな活動をされている団体もあるのだと驚いています。 そして選ばれた団体が基金を有効に使っていただき、さらなる活動の1歩となり、活躍をしていただくよう願っています。
山口 ミツ子
寄付者推薦枠
たかが100円! されど100円!! 皆さんは、支払った税金や寄付のお金がどのように使われているか!実感はありますか。一口100円からの※『草の根市民基金』は、市民の活動を市民が支える画期的な寄付のしくみです。その審査方法は、運営側の委員だけでなく、誰でもが選考会に参加でき、自分の寄付金が活動している人々に確実に届くことを、その場で見届けることができるのです。実に面白い!私はこの草の根活動に感銘を受け、運営委員を続けています。 ※生活クラブ生協会員になると一口100円からの継続寄付を選ぶことができます。
鶴島 佳子
寄付者推薦枠
10年くらい前に「草の根市民基金ぐらん」の選考委員として、助成の選考に関わりました。その時に感じたのは、社会的課題を自分たちの手で何とかしようと考え、実行している人たちがこんなにいるのだという驚きと喜びでした。どの団体も真剣に取り組んでいて、どのようにポイントをつければいいか、非常に悩んだのを覚えています。このたび、運営委員として、また「ぐらん」に関わることになりました。どんな方々に出会えるか、とても楽しみです。「ぐらん」は、これからの社会を真剣に考える方々を応援する素晴らしい仕組みです。少しでもお手伝いできればと思います。よろしくお願いします。
山崎 きぎく
生活クラブの組合員になって23年。約10年前にこの「草の根市民基金・ぐらん」の選考委員として参加し、いろいろな市民活動をされている方を知ることができました。その活動は、私の想像をはるかに上回るもので、とても勉強になり、そして、私の活力にもなっています。 どの団体にも、助成を受ける権利があり、助成金をその団体が自由に使えるぐらんの方針も気に入っています。 コーヒー1杯分でできる市民活動の応援。みなさんも、気軽に参加してみましょう!

書籍のご案内

表紙

本書は今のようにクラウドファンディングなどなかった頃に、ぐらんの仕組みはどうやって生まれたのか、助成を受けたNPOなどの団体はどう成長したのか、手づくりファンドの熱い物語です。
地域社会を良くしたい、参加型社会活動に関心のある方、NPO研究されている方などに。
価格:1,600円 (2009年発行)

インターネットで注文する(ぐらん事務局NPOまちぽっとサイトへ移動)

最新ニュース

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2023年度 草の根助成公開選考会にご参加ください! 2/22(木)締切

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