ぐらんへの応援メッセージをいただきました!ー特定非営利活動法人てのひらより
コラム
2017.03.31
特定非営利活動法てのひらは、2004年から日本に移住労働に来る外国籍女性をターゲットにした人身売買や、その延長線にあるDV被害等を社会に知らせる活動を行っている団体です。
定期的にタイへスタディ訪問をする中で、人身売買被害に遭った後、タイへ帰国した女性グループを訪問する機会があり、そのときに日タイ国際児(以下TJC)に出会いました。
TJCとは、人身売買に遭ったタイ女性と日本男性との間に生まれ、母親と共にタイに帰国した子どもたちです。
北タイでTJCの支援をする「TJCセンター」のご協力のもと、2008年から毎年タイにて写真を用いたワークショップを実施してきましたが、よりTJCのエンパワメントに繋がることをしたいと考え、「自分たちが主役となるアートを創るTJCプロジェクト」を企画しました。その際にぐらんの助成の存在を知りました。
子どもたちのエンパワメントという、目に見えない目標を掲げたこのプロジェクトは、助成を頂くのは困難かもしれないと考えましたが、皆様が熱心にプレゼンテーションを聞いて下さり、アジア助成に選んで下さった事に驚きと感動を覚えました。皆様に力強く背中を押して頂き2年間の助成を頂き、プロジェクトは最終的にショートムービーという形にすることが出来ました。
TJCが目を輝かせながら自分たちの映画に見入る姿に、そして未来に向けて前向きな気持ちになったと語ってくれた際に、支えて下さったぐらん助成の存在の大きさを感じました。翌年にはTJCの2人を日本に招聘し講演会を開催することもできました。今後もTJCに寄り添った関わりを続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。