2月26日に公開選考会を開催し、「2021年度助成・2022年度活動団体」が決定しました
2月26日に公開選考会を開催し、「2021年度助成・2022年度活動団体」が決定しました。
《アジア草の根助成団体》
・特定非営利活動法人オン・ザ・ロード
活動・事業名:インド貧困地域での初等教育以降の教育補填と進学・就職支援
助成の対象となる活動と事業概要:インド・バラナシ市ラームナガル地区にて、経済的な理由で学校に通えない子どもたちなどを対象に2008年より無料初等教育を提供しており、自身での職業選択と児童労働への減少のため、高校・大学進学、特殊技能(例:IT、日本語、ダンスなど)習得希望者の支援を行う。
大学進学生には寮費や生活費の不足分などを援助し、需要が少ない専門分野(ダンスや料理など)の習得希望者にはスクールに通う費用を援助し、労働にかり出されている子どもたちにはその家庭への生活費援助も行う。
最終的には、インド国内、日本、海外の企業への就職斡旋やサポートをし、自分自身が望む職業に就けるまでを支援していく。
URL: https://otr.or.jp/
《都内草の根助成団体》
・小平学・まちづくり研究所
活動・事業名:引きこもり支援「ひまわりのおうち」
助成の対象となる活動と事業概要:(※ひきこもり者に対して)小平市は 2019 年末に小平市社会福祉協議会の支援で家族の会準備会(仮称)が発足し、コロナ禍で中断するまで 1~2 カ月に1回開催により家族支援のための取り組みが始まった。
「小平学・まちづくり研究所」では主に「家族の会準備会」の方々を対象に学習会を開催し、2021 年度からは家族の会、当事者を対象に居場所づくりの取り組みもスタートさせた。
(本助成事業では)引きこもり、不登校の当事者の居場所づくりや相談支援の取り組みをさらに充実強化させるために「ひまわりのおうち」と名付け、当事者や家族が集いやすい居場所づくり、相談支援、学習会や先進事例の見学会を進める。
・特定非営利活動法人glolab
活動・事業名:NEWDOOR 奨学金プログラム
助成の対象となる活動と事業概要:家族滞在や公用の在留資格を持つ高校生を対象に、奨学金プログラム制度を新たに構築する。
このプログラムのねらいは、受験自体を諦めたり、受験校を一つに絞らざるを得なかったりといった事情を抱える生徒たちの進路に新たな選択肢を与え、壁を乗り越える力を醸成することにある。
具体的には10万円の奨学金を給付することで高等教育機関の受験機会を提供する(※本助成金外)。
さらに基礎学力向上の学習支援並びに一年間の教育プログラムを実施し、学力向上とあわせて、限られた奨学金の情報にアクセスするための情報収集の方法や、マネーリテラシーを高め、生徒自身で生活基盤を築き人生を切り開いていけるようにしていく。
・いちほの会
活動・事業名:一時保護所環境改善に向けたアドボカシー/イベント開催/普及啓発
助成の対象となる活動と事業概要:一時保護所の職員や経験者、児童相談所の児童福祉司、心理担当、弁護士、里親、児童福祉関係者などによる保護所の課題や改善策を考え、つながりを作る場である「スタッフ交流会」、一時保護所の職員と一時保護経験者が登壇し公開で語り合う「経験者と職員が語る会」、一時保護所での勤務経験(心理士)がある研究者(大学助教)による「オンライン自主学習会」、アドボカシーの一環として一時保護所の課題や取り組みを広く知ってもらうための誰でも参加できる「オープンイベント」の開催などのほか、ホームページやSNSでの情報発信を通した一時保護所の実情の発信、ロビイング活動・アドボカシーを目的とした勉強会の実施などを行う。
・特定非営利活動法人カフェ塾テラコヤ
活動・事業名:カフェ塾テラコヤ
助成の対象となる活動と事業概要:池袋において、定休日のカフェや企業のオフィスをお借りし、周囲に大卒者、大学受験生がおらず、大学受験知識に関わる知識が得にくい状況にある高校生を対象として、高校教員経験者が中心となり大学生ボランティアによる無償の学習支援活動、大学受験指導、受験校・奨学金選びからサポートを行っている。
URL:https://www.terakoya-rj.com/cafe-terakoya
※助成の対象となる活動と事業概要:(※)の部分は事務局で追記