2019年度都内草の根助成、非営利型一般社団法人日本福祉環境整備機構の活動報告を紹介します!
この度は、皆様からの寄付やお気持ちにより、草の根市民基金・ぐらんを通じて、私たちが活動させて頂いていることを、日々感謝するとともに、この場を借りて重ねて御礼申し上げます。本当に、ありがとうございます。
非営利型一般社団法人日本福祉環境整備機構は、日本における福祉環境の整備及び地域で安心して生活できる社会をつくることを目的とした団体です。2020年6月に、板橋区にある上板南口銀座商店街に、デイサービス併設型のコミュニティカフェを開設致しました。
私たちは、地域住民が気軽に立ち寄れるコミュニティカフェにて、日常会話の延長で困りごとを伺い、適切な専門職などにつなげる無料総合相談を行っております。また、電話やWEB会議ツールを用いたオンラインでの相談も行っております。具体的には、生きづらさを抱えた方々や、そのご家族などに対し、精神的支援を主とした無料相談やサポートを実施し、支援の手がなかなか届かない層へアプローチすることで、個々や地域が抱える問題の芽を早期に摘み、課題が大きくならないうちに解消していくよう努めております。
相談事業を開始した当初は、コロナの影響もあり相談案件は数件でしたが、6月以降は毎月20件以上の相談を受けることとなり、必要と判断した場合には、弁護士、社会福祉士、介護支援専門員などの専門職につなげております。
直接お越しになった方の相談以外では、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、コミュニティカフェに行くことが困難な場合での電話相談や、カフェ及びデイサービスをオンラインで見学したいとの相談がありました。電話相談を受ける中で、非常事態宣言が解除された後に見学をされ、いつか社会的支援をする団体で働きたいと意思を持ち、ボランティアスタッフとして活動をされている方もいます。
現在、障がい者就労支援センターと会議を行っており、今後は社会的弱者と言われている方々が、社会で自立した生活を送る事ができるよう、就職ステップのための実習の場としても活用頂けるよう調整をしております。誰もが安心して生活できる社会の構築を目指し、これからも活動して参ります。