2019年度都内草の根助成、特定非営利活動法人Linoの活動報告を紹介します!
この度は、皆様からの寄付やお気持ちにより、草の根市民基金・ぐらんを通じて、私たちが活動させて頂いていることを、日々感謝するとともに、この場を借りて重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
特定非営利活動法人Linoは2018年7月に設立致しました。障害者の方々とそのご家族が日々の生活の中で、沢山の幸せを感じることが出来る喜びを大切に安心して暮らせる地域や社会づくりを目指し、活動しています。
具体的な活動としては、生涯を通し、学び成長していけるよう、専門家講師による障害児者及び家族、支援者を対象としたICT機器を活用したコミュニケーション力向上の為の勉強会を開催しております。今年度はオンラインにてプログラミング教室も開催しました。
支援者(親や教員、事業所スタッフ)がプログラミングを学ぶ事で、対象者個々の特性や障害に合わせたゲームを作成する事が出来ます。勉強会では、支援者と共に障害当事者も一緒に参加し学びを深めました。
また、障害の有無や程度に関わらず生活の質の向上を図り、地域社会と繋がり交流していく為に、一般商業施設と連携して、インクルーシブ な環境で様々な体験が出来る場を提供しております。
スクリーンを貸し切り、上映中の映画を楽しめるインクルシネマを昨年2月より毎月開催しております。今年度は新型コロナウイルスの影響をうけ、4ヶ月間休止しておりましたが、医師や看護師等の医療従事者及び商業施設とともに感染対策を徹底して、7月より再開しております。今までに、延べ800名程度の方に楽しんで頂いております。また、昨年度は年齢や障害の程度に関わらず、専門家の指導を受けながら誰もが、遊び、学べるイベントとして、インクル プレイグラウンドを実施。1日のみの限定イベントでしたが、300名の方にご参加頂きました。
他にも、障害をお持ちの方とそのご家族だけでは不安な部分のサポートを行うことで、気軽に行ける値段で安心して旅行を楽しめる事を目的として海洋リハビリ体験ツアーを年に2回実施しております。医療従事者付き添いと海洋リハビリ専門スタッフにより安全にマリンスポーツや海洋リハビリを受ける事が出来ます。
今年度は新型コロナウイルスの影響により、修学旅行や外出そのものが困難な方も多くいらっしゃいました。感染対策をとりながら、安全に配慮し実施出来る様、医療従事者間での話し合いを重ねて9月に実施致しました。
今年度は、新型コロナウイルスの影響により、今までとは全く異なる価値観に柔軟に対応する事を求められた年であったと思います。新しい生活様式に合わせ活動内容を変更し、感染対策をより一層強化しながら、今後も障害の有無や程度に関わらず、誰もが安全に、そして充実した生活を送る事が出来るよう、引き続き活動を続けてまいります。