2018年度助成団体を紹介します【都内:NPO法人チャイボラ】

皆様の寄付により2018年度草の根助成団体に選ばれた団体を紹介しています。

今回は、児童養護施設への見学会や 就職セミナー等の情報サイトの立ち上げ・運営を行う「NPO法人チャイボラ」です。


現在、児童養護施設を始めとした社会的養護の施設の多くが、職員不足という課題をかかえています。このような状態ですと、職員にどんなに想いがあっても、子どもたち一人ひとりに出来ることに限界がでてきます。
一方で、施設で働くことに関心を持った学生が、なかなか施設に繋がらないという現状もあります。

チャイボラは保育士の専門学生が中心に立ち上がった団体です。

施設に関心を持ったクラスメイト達がうまく施設に繋がることができず、施設のことを正しく知る前に別の道に進んで行った様子を見て、この団体を立ち上げました。

施設に関心のある人を施設に繋いだり、社会的養護の現状を正しく発信することで職員を増やし、長く働ける環境を職員さんと共に作ることで、「子どもたち一人ひとりが大切に育てられる世の中」を目指します。

 

◆児童養護施設について

児童養護施設とは、様々な理由から保護者と生活することが難しい子どもたちが暮らす家です。

基本的には、ここでご飯を食べ、お風呂に入り、寝て、学校や幼稚園に通っています。(様々な理由から通っていない子もいます。)

全国に約2歳~18歳までの子ども達、約3万人の子どもたちがここで生活しており、入所理由の半数以上が虐待です。虐待と聞くと、殴る蹴るなどをイメージされる方もいますが、育児放棄や、言葉の暴力、性的な暴行も虐待に含まれます。

しかし、虐待をしてしまったからと言って、保護者が子どもを憎んでいるとは限りません。

施設の職員は、子どもたちを養育するだけでなく、こういった保護者の支援も行いながら関係機関と連携を取り合い子どもたちの自立をサポートしています。

 

◆大切に育てられることの重要性

人は、大切にされることで、初めて「自分は大切な存在なのだ」と思えるようになります。
そう思えると、そんな自分を大切にしてくれる人も大切と思えます。
こうして心の中に安全基地ができることで、挑戦意欲が生まれていきます。
施設には、大切に育てられる経験が少ない子ども入所てきます。
そんな子どもたち一人ひとりが大切に育てられる環境を作るためには、職員の十分な確保と定着は重要な課題です。

 

◆児童養護施設における職員不足の現状

現在、多くの児童養護施設が人財不足という課題を抱えています。
人材確保が比較的できている施設ですら、時間帯によっては職員1人で8名の子どもを見ているところも多く、20名程の子どもを1人で見ている施設も少なくありません。
もちろん、全ての施設に当てはまることではありませんが、このような状況ですと、職員にどんなに想いやパワーがあっても出来る事に限界があることもあります。
また、職員の定着にも課題があります。
子ども達にとって親代わりとなる職員が数年単位で変わってしまっては、子ども達の心に安全基地は作れません。

 

◆チャイボラが世の中に発信したいこと

社会的養護の施設に関心のある学生と施設の子ども達との交流イベント

昨今、施設を出た後の子どもへのサポート(アフターケア)への注目が高まっています。子どもたちへの支援の輪が広がることはとてもありがたいことです。

しかし、その子ども達を日々支えている「職員」へのサポートはあまりに手薄に感じます。施設を出た後に自立して生きていけるかは、日々の施設での生活(インケア)にかかっています。

そのインケアの内容も質も、継続性も全て職員によって変わってきます。

チャイボラは、日々子ども達とその親と社会に向き合い支援し続ける

職員や社会的養護の実状を正しく発信し、働き手を増やすことで子ども達へのケアを充実させ、最終的に子ども達の自立に還元していきたいと思っています。

 

◆社会的養護総合情報サイト「チャボナビ」の開発について

今回いただいた助成金で、社会的養護の情報を取りまとめたWEBサイトを開設します。

社会的養護の施設に関心があったり就職を考えていたとしても、施設の情報がどこにもまとまっていないことで、情報を探し出せない現状があります。

この課題を解決するために、各施設の基本情報や見学会、求人情報等をとりまとめたサイトを設立します。サイトオープンは5月頃を予定しております。

サイトの制作状況やチャイボラの活動状況等は主にFacebookで発信しておりますので、見ていただけると嬉しいです。

施設の見学会や学習会の告知もしていますので、ぜひチェックしてみてください。

今後ともチャイボラと社会的養護施設へのご理解・ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

求職者と施設をつなぐ見学学習会

社会的養護の施設に関心のある学生と施設の子ども達との交流イベント

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