2017年度助成団体を紹介します!―NPO法人反レイシズム情報センター

私たち反レイシズム情報センターは日本の人種・民族差別をなくして行くため、大学生・大学院生で結成したNGOです(NPO法人格取得)。日本初のヘイトウォッチ型NGOとして、差別の「見える化」を目指しています。ヘイトウォッチはアメリカを中心に普及している反差別運動の手法で、差別を監視し、社会の中で可視化することを通じて、差別主義者を問題化し、反差別の規範を構築して行きます。

私たちは学生スタッフを中心に政治家の差別発言を記録し、データベース化しています。差別の基準には日本も批准する国連の人種差別撤廃条約を用いています。これに違反する差別発言をカテゴリごとに整理し、アーカイブとして無料で公開しています。これはジャーナリストや研究者を中心に活用されています。また2017年の衆議院選挙の際には、このデータベースをもとに、立候補者の差別発言を一覧で確認できる「ヘイト政治家データベース」を構築し公開しました。これはメディアでも取り上げられ、大きな反響をいただきました。

 

また、反差別の専門団体として留学生の差別被害相談事業、並びに被害実態調査も行っています。日本への留学生が大学内や住居、通学など様々な場面において差別被害にあっていることが明らかになりました。その中で、留学生であることを理由にアパートの入居を断られる、通学途中のバスで「日本から出て行け」とヘイトスピーチを浴びせられる、民族衣装を着て寮の周辺を歩いていたら何者かに殴られる、といった深刻な被害が明らかになりました。このような被害をなくして行くため、差別への有効な介入方法を紹介するガイドブックを作成するプロジェクトを開始しました。

詳しくはこちらをご覧ください。

現在日本では人種・民族差別が刻一刻と深刻化しています。政治家が平然と差別発言を行い、ヘイトスピーチを行うデモが毎週末全国各地で開催されるようになっています。それにより当然マイノリティは深く傷つき、声を上げることすら難しい状況に追い込まれています。また極右運動が本格的に拡大し、若い極右活動家も育成されてきており、近い将来本当に「日本版ヒトラー」が誕生するのではないかと危惧しています。

私たちはこうした状況をなんとか改善し、誰もが差別に怯えることなく、普通に暮らせる日本社会を作っていきたいと思っています。学生中心の小さな団体ですが、いただいた寄付をもとに、少しずつ成果を出して行きます。

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