草の根市民基金・ぐらん

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「『そばにいる大切な人』を支えたい人」に必要な支援を

団体名 特定非営利活動法人Light Ring.
助成金額 2012年度 /50万円
団体概要 Light Ringは、幸せの前提に「健康」があると考え、『誰もが自分の望む幸せを掴むことのできる社会』を目指し活動しています。
特に「うつ病を予防し、こころが健康状態で有ること」をスタート、「うつ病を予防して死ぬまで幸せに生きること」をゴールだと考え、うつ病など心の病を患う方の身近で、”支えたい方”に必要な支援をすることによって、『ご自身と大切な方がこころの健康を保ち続け、各々の望む幸せを掴むことのできる未来』の創出を目指します。
助成事業 青年期のこころの病予防推進プログラム

1 .聴くトモカフェプログラムの開催
「大切な人を支えたい」という思いを持つ若い支え手が、定期的に気持ちを掃き出し、支援経過を第三者と確認することで客観的評価を得る場を開催する。

2 .聴くトモ養成講座の開催
「身近な支え手」の支援経過をサポートする寄り添い傾聴ピアサポーター「聴くトモ」を育成するため、専門家による講義を行い認定試験を実施する。

3 .報告会の開催
両親世代の身近な支え手が、20代の身近な支え手の事例(言葉遣い等)から悩む若者に対する接し方を学び、両親世代の若者を支える苦しみや課題を知る場とする。
実施内容 @聴くトモカフェプログラム
支え手自身が、定期的に気持ちを吐き出し、支援経過を第3者と確認することで、客観的評価を得て支援の意欲向上に活かす目的で行う。
Aの養成講座を受け、 試験に合格した「傾聴ピアサポーター聴くトモ」が、20 代の身近な支え手の悩みを聴き、具体的な身近な支え解決サポートを行う。
25年4月〜26年3月の一年間、曜日・場所を固定し毎週開催した。(年間52日間)

A聴くトモ養成講座(計4 日間)
大学で働く臨床心理士や精神科医等の若者支援の専門家による「青年期特有の精神疾患講義⇒メンタルヘルスファーストエイド」「傾聴力養成レッスン」など知識と技術の両面から講義を行い、若者うつ病予防傾聴ピアサポーター聴くトモ認定試験を実施する。
25年8月〜10月にかけ、計4日間にわたり実施。
成果と課題 《助成金によって得られた成果》 LightRing
(1)若者うつ病予防傾聴ピアサポーター聴くトモの増員(20名受講、うち6名合格)
(2)20代の身近な支え手同士が、悩む若者の成長や変化をお互いに応援し支援力を高め合うコミュニティに所属できた
(3)聴くトモカフェプログラムによる悩む若者の心のケアができた

以上の結果により、
・20代の身近な支え手コミュニティができ互いに高め合うことで、無力感を感じる若者が少なくなる。
・20代の支え手が手を差し伸べることで、休学や自傷行為等を踏み止まり、友人に自分の気持ちを打ち明けられる若者が増える。
・うつ病発症など重い状態になる若者が減る。
といった成果が得られた。


《今後の課題》
LightRing
定期開催を目指すには、講座設計や資料作成など、事前準備に大幅な時間や費用のコストがかかることが実務を通して分かった。
今回は予定していた報告会が開催できなかったが、今後はより適切な費用項目、値段、スケジュールの積算が可能になるため、計画を適正化し、報告会の開催に繋げたい。
2014年度の活動予定 (1)20代の自殺うつ予防へ関心を持つ若者や講座参加者を広げていくため、過去の講座参加者への個別インタビューを行い、感想や若者の支え手情報をブログに掲載し、情報公開に努める。
(2)今回実施できなかった報告会を始めることにより、両親世代からの参加費や寄付を受け取ることに繋げる。
また、20代の身近な支え手の支援事例や団体実績の公開を定期的に行っていくことで、団体のマンスリーサポーターを増員し、参加費以外の定期収入に繋げる。

 

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