草の根市民基金・ぐらん

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"NPO×コミュニケーション"の専門誌のメディアパワー強化(発行部数拡大)

団体名 NPOコミュニケーション支援機構(a-con)
助成金額 2010年度 / 49万5000円
団体概要  NPOにとって広報をしたり、寄付を募ったり、賛同を募ったり、外部の人と繋がる為にはコミュニケーションは不可欠である。しかし同時に、コミュニケーションとは分かりにくいものであり、忙しいNPO活動の中ではどうしても後回しにされる分野でもある。そんな中でa-conはコミュニケーション領域でNPOをサポートする活動に取り組んできた。
 NPOの方とお話をする中で、少なくないNPOが、コミュニケーションの必要性・有効性に気づいていない点に気づいた。この3年間の活動を経て、既に課題が顕在化しているNPOをサポートするだけでなく、より多くの方に「NPOを元気にするコミュニケーション」の力に気づいていただくことが重要であり、その為の活動に取り組むべきだと考えている。
助成事業 "NPO×コミュニケーション"の専門誌のメディアパワー強化。
 2011年1月より大幅リニューアルをとげた、a-conが発行するNPO向けコミュニケーション専門誌の発行部数拡大によるメディアパワー強化。
 2010年は、自宅プリンター等冊子の印刷を行っていた冊子を、全面リニューアルのタイミングで印刷会社に100部単位での印刷を発注。WEBでの発信だけでなく、"紙"とい媒体を用いて展開することで、ふだんWEBとの接点の少ない様々な団体にまで、"NPO×コミュニケーション"のノウハウを届けることを目的とした。
実施内容 NPOコミュニケーション支援機構(a-con) リニューアルのタイミングで、ページボリュームを大幅増量。表紙グラビア撮影&インタビュー班、特集記事編集班と、レギュラー連載編集班に分かれ、毎号の編集作業を行う。特集を決めたり、よりよい紙面をつくるための編集会議を定期的に行った。
また、全員が社会人・学生で編成されている編集チームであるため、締切直前の連携を取るためにWEB上のソーシャルネットワークサービスを活用し、編集部員間の情報共有ならびに、情報アーカイブの方法を模索。
 外部印刷会社に発注を行うことで、イラストレータでの入稿が必要となり、これまでの編集・レイアウト作業に新たな行程が加わることとなったため、紙面づくりにより長い時間をかけて取り組む体制を組んだ。現在、編集部員20名弱で活動中。

  • 3月:3/4月号編集開始。
  • 大震災後、a-conとしての活動の立て直しを行ったことと、発注先印刷会社が仙台にあったため、しばらく工場ラインがストップしたため、当初の発行タイミングより遅れてのスタートとなった。
  • 4月:「3/4月号 メディアに取りあげられるプレスリリースの作り方」発行
  • 5月:「5月号 ついつい募金したくなる!ウェブサイトの作り方」発行
  • 6月:「6月号 震災で変わるNPOの事業戦略と、コミュニケーションができること Part.1」発行
  • 7月:「7月号 震災で変わるNPOの事業戦略と、コミュニケーションができること Part.2」発行
  • 8月:特集で取りあげる予定であったa-conサポート活動に遅れがでた関係により、特集記事の編集に遅れが発生。また夏休み期間であったこともあり、8/9月を合併号に。
  • 9月:「8/9月号 ゼロから始める!!NPO的パンフレットの作り方[前篇]」発行
  • 10月:ボランティアフェスティバルイベント準備の大詰め期間と重なり、次号も合併号に。
  • 11月:「10/11月号 ゼロから始める!!NPO的パンフレットの作り方[後編]」発行
    「12/1月号 二日間でロゴをつくる!〜デザイナーとNPOの新しい関係〜」発行
  • 3月:「2/3月号 意識調査でわかった!ボランティアがどんどん集まる5つのチェックポイント」発行
成果と課題 <助成金によって得られた成果>
 npo-coは、リニューアル発行後、大変引き合いが多く、口コミなどで様々なNPO支援センターの方々にご覧いただいているようで、メール等にてマガジン紙送付の依頼を多く受けました。
地方のNPO支援センター様ほど"紙"でのご要望が多く、地域のNPOの方々とのコミュニケーションツールとしての"紙媒体"の強みを再確認しました。

 npo-coは現在、a-conと交流のある東京各所のNPOセンターは勿論のこと、秋田県、さいたま県、神奈川県、三重県、長崎県、沖縄県など、様々な地域に送付されており、a-conが普段のサポート活動ではカバーできない全国幅広い地域にて、微力ながらコミュニケーションのコツをお届けできたのではないかと考えております。
 また、11月に行われたボランティアフェスティバルTOKYOでは、a-conとして分科会を行い、参加者の方々にnpo-coをお配りすることで、ボランティアに関心のある方々にも、npo-coのことを知っていただく機会をつくることができました。(npo-coバックナンバー増刷費)
 発行されたnpo-coのデータ版は、下記URLに全て掲載されておりますので、合わせてご覧いただきたくお願いします。
 http://www.a-conweb.net/index.php/about/npo-co/

<今後の課題>
 npo-coの抱える大きな課題は、リソース不足です。当初は毎月発行で年12冊の発行を目指していましたが、編集チームのほとんどが社会人で構成されている中で、環境変化により編集・執筆にかけられる時間が大きく変動し、npo-coのクオリティを保ちながら毎月の発行を行うことが難しくなる事態が発生しました。そこで、何度も検討を重ねた結果、クオリティを重視するため、年の後半からは隔月発行へ移行をさせていただきました。編集チームの増員、編集スキルの共有、編集ソフトの購入などを行い編集環境改善に取り組んできましたが、その点については今後も引き続き改善を図っていきたいと思います。
 また、フリーマガジンという形式をとっていますが、1号のみでコミュニケーションに関わる問題が全て解決するわけではなく、バックナンバーを見返すことで、様々なNPOのコミュニケーション課題に対応できるように発行を続けています。
 しかし、なかなかバックナンバー全てをお届けすることができない中で、今後は、WEB上でのnpo-coの見せ方を改善していきたいと考えています。
 現状は、PDF版のnpo-coをWEB上で掲載しているだけですが、WEBサイトの拡充により、欲しい記事を検索できたり、各特集のサマリーをWEB上で手軽に見られたりと、使い勝手の改善によりより多くの方にnpo-coを手にとっていただく仕組みをつくっていきたいと思います。
2012年度の活動予定 npo-coは、2012年度もフリーマガジンとして、隔月で発行していくことが決定しました。2012年は助成金「ゆめ応援ファンド」にご支援をいただき、紙版の発行も引き続き行って参ります。

 

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