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「草の根市民基金・ぐらん」は、多様な市民活動を支援する、 |
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ジュマ・ネット |
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ジュマ・ネットは、バングラデシュのチッタゴン丘陵地帯の紛争解決と平和促進のために活動している団体です。チッタゴン丘陵地帯で弱い立場に置かれている、ジュマと呼ばれる先住民族の人々が平和な社会に暮らし、基本的な人権が守られ、開発の恩恵を十分受けられるようになることを目指しています。 | |
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2010年03月19日更新 |
■チッタゴン丘陵問題 チッタゴン丘陵はバングラディシュ東南部、インド・ミャンマー国境付近に位置し、国土のおよそ10%を占めています。この地域には、ジュマと呼ばれる先住民族が暮らしています。1970年以降、政府によるベンガル人の入植政策の結果、軍の力を背景にした強制的な土地収奪、人種、宗教の異なる先住民への襲撃事件などの深刻な人権侵害がたびたび起こっています。1997年に政府と先住民組織の間で和平協定が結ばれるものの、ほとんど実施されることはなく、深刻な状況は放置されてきました。さらに、和平協定の内容を不満とするグループによって、先住民側の内部紛争が起こるなど、問題は複雑化しながら続いてきました。 ■現地でのネットワークづくり ぐらんの助成対象事業となったのは、、チッタゴン地域の女性たちのネットワークづくりとレイプ被害者支援のプロジェクトです。入植者や軍関係者による襲撃事では、先住民女性に対する誘拐、レイプ、殺人事件などがたびたび発生しているにもかかわらず、これらの事件の被害者には様々な問題から通常の支援活動も十分に届いていませんでした。このため、ジュマ・ネットは、現地で民族や宗教を超えて女性の側にたった活動を続ける「ドゥルバル」という全国規模の女性団体のネットワークと協力し、“女性に対する暴力と差別撤廃”活動を推進することにしました。このプロジェクトは3か年計画で、行政や警察との連携、ネットワーク作りや医療・法的な内容を含む支援体制の構築を目指しています。 ■国際世論に訴える
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●事務局から 海外で活動をする団体の多くに共通することですが、ジュマ・ネットも現地との調整や手続きなどに大変な時間と労力をかけています。ジュマ・ネットは、2010年3月に行われた継続助成のための中間審査の場で、そのような困難な状況を説明するとともに、それでも続いている現地の女性たちの活動状況を報告し、当初の3ヵ年プロジェクト遂行の見込みについて、説得力ある説明をしてくれました。その結果、2009年度の継続助成が決定しました。いよいよ本格的になるプロジェクトが今後スムーズにすすみ、今後につながる活動になることを期待しています。 |
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