草の根市民基金・ぐらん

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若者の家・プノンペン

NPO法人 国境なき子どもたち(KnK)

国境なき子どもたち

国境なき子どもたちは、開発途上にある国々のストリートチルドレンなど路上生活を送る青少年や恵まれない子どもたち、孤児、虐待の被害にあっている子どもなどを支援している団体。また諸外国と日本の子ども・青少年がお互いの理解を深め、友情を育み、共に成長していくことを目的に、アジアの国々で活動を展開している。

活動拠点 カンボジア、フィリピン、ベトナム、インド、インドネシア、パキスタン、東ティモール、日本
活動ジャンル 国際(アジア)
助成を受けた年 2004年度、2005年度(継続助成)
助成金額 各500,000円
助成対象となった活動 カンボジアで保護施設を出る年齢に達した恵まれない青少年への、専門的な職業訓練や高度な教育サポート。“若者の家・プノンペン”
連絡先 〒161-0033 東京都新宿区下落合4-3-26(東京事務局)
Tel:03-6279-1126(月-金 10:00〜18:00) Fax:03-6279-1127
URL http://www.knk.or.jp/

アジアの恵まれない子どもたちを支援し、日本の子どもたちとの友情を育む

2006年12月16日更新

「国境なき子どもたち」では、アジア諸外国の恵まれない子どもたちを継続的な形で支援している。そして、そこへ日本の子どもたちが「友情のレポーター」として訪問し、日本で伝える活動も行なっている。市民が寄付をしたお金がどのように生かされているのか、アジアや世界の問題に対して今なにができるのか、同団体の活動から見えてくるものがある。

■「国境なき子どもたち」とは

「国境なき子どもたち」(KnK)は、国境なき医師団日本事務局のプログラムである「子どもレポーター(現:友情のレポーター)」から始まった。これは「国境なき医師団」が医者を中心とした緊急スポットとしての支援活動を行う中で、その活動を日本の子どもたちに伝えるために、現地にレポーターとして子どもを派遣するというものだった。
そして、日本とアジアの子どもたちとのその後のつながりをつくることや、スポットではない継続的な現地支援が必要であるとの考えから、1997年に別団体としてKnKが設立され、これまでにアジア8カ国で、20を超える支援プロジェクトを行ってきた。

■若者の家・プノンペン

カンボジアは長い内乱の時代の影響で、共同体が破壊され、ストリートチルドレンの出生登録もできていないケースが多い。貧しい子どもたちは、その中で早期の経済的自立を求められ、高等教育を受けるチャンスはほとんどない。そのような状況下では、助成プログラムである「若者の家・プノンペン」のような教育機能が、即座に発展することは難しいが、この活動があることが多くの子どもたちの希望となっている。
「若者の家」は、カンボジア北西部のバッタンバンや、ベトナムでも運営されている。このような活動は、短期で結果を出すことや、成果を数字で表すことが難しい。長期にわたる継続的な支援を行うことで結果が出る「子育て」のような性質を持っているため、助成をする側としても、ぜひ関心を持ち続けていくべきだろう。

■私たちが、日本でいまできること

同団体事務局の金さんは、日本の10代の若者などに「自分に何ができるのだろうか」と聞かれること多いと言う。そんなとき、彼女は「いろいろなことを知る努力をしてみて下さい、知ることで可能性が開けていきます」と答えるそうだ。テレビや新聞に載っていることだけが世界の全てではなく、アンテナを張っていることでさまざまな事実を知ることができる。これは、将来を担う子どもたちだけではなく、現代社会に生きる、私たち皆が意識するべきことだろう。
一般の企業は、どうしても目立つ分野や緊急支援へのサポートに偏りがちな面がある。KnKでは、ひとつの土地で継続的な活動を行うことが重要であり、また人的な交流を強く意識していることからも、企業以上に多くの市民に支えられることを求めている。
アジアの恵まれない青少年を教育面と生活面でサポートし、日本と現地の子どもたち同士の関係性を育んでいくKnKの活動は、一方通行の支援ではない、子どもを中心とした未来に向けた活動であるという点で、とても貴重なものではないだろうか。
ぐらんとしても、今後も継続した活動を続けていくことを期待している。

●国境なき子どもたちからのメッセージ

アジアの子どもの諸問題とそのサポートの方法は、その背景や状況に応じて多種多様です。KnKにも、様々な国での様々なプログラムがあります。その中から、もしご自分の気持ちに合うものがあれば、ぜひサポートをお願いいたします。(プロジェクトについてはHPをご覧下さい)

 

日本の若い方たちは、「知ること」によって、そのポテンシャルをさらに発揮できると思っています。これからも若い皆さんに期待しています。

 

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