草の根市民基金・ぐらん

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2007年度選考会レポート

※このレポートは、桜美林大学国際学部インターンの、杉本文恵さんが作成してくれました。

 2007年2月16日(土)、中野区にて、2007年度草の根市民基金・ぐらんの公開選考会が行われ、アジア草の根助成団体と、都内草の根助成団体が、決定されました。
 新たな取り組みとして、「ワーカーズコレクティブ・まめ」と一緒に開発した、簡単に寄付ができる  “ぐらんクッキー” の販売も行いました。用意した50個はあっという間に売り切れ、大盛況でした!

【アジア草の根助成 選考のようす】

 アジア草の根助成金では、書類選考を通過した3団体から、8分間のプレゼンテーションが行われました。8分という短い時間の中で、団体のことや助成金の必要性、その用途を説明することはなかなか難しく、どの団体も工夫してプレゼンテーションを行っていました。
 プレゼンテーションの後は、審査員からの質問です。「助成されなかった場合、プロジェクトは行われるのか」といった質問や「安全性は確保できるのか」といった質問に、3分間で答えなければなりません。各団体の思いや熱意が感じられた時間となりました。

  各団体のアピールが終わり、いよいよ選考です。まず、発表者を含め、傍聴者による投票が行われます。私に投票権はなく、観覧していただけにも関わらず、はらはらドキドキしました。傍聴者による投票結果は、なんと、3団体中2団体が同じ得点でした。しかし、審査員の得点を加算するわけですから、可能性はどの団体にも大いにあります。
 
 傍聴者投票ののち、審査員投票があり、傍聴者と審査員の得点を足し、結果が出ました。
 結果は…、なんと2団体が同じ得点を得ていたのです。これは、草の根市民基金・ぐらんの助成史上、初のことです。審査員やスタッフは動揺しましたが、審査員による投票を、行うことになりました。この再投票の間、同点となった2団体は、大いに緊張したことでしょう。
 再投票の結果、これも1点差で、見事「アジア日本相互交流センター(ICAN)」が助成金を獲得しました。おめでとうございます!
 他の2団体も今回は残念でしたが、とても良い活動をしていると、強く感じました。今後の活動に大きく期待しています!

【都内草の根助成 選考のようす】

 アジア草の根助成の選考終了後は、都内草の根助成金の選考です。 こちらは、アジアより短い5分という時間で、プレゼンテーションを行います。団体数も多く、途中休憩を挟みながらの発表となりました。5分間でいかに自分の団体をアピールするか、どの団体もよく考えているようで、作品や写真、映像など、多くの資料とともに発表していました。しかし、5分という短さのせいか、最後まで話しきれない団体もありました。

  プレゼンテーションの後は、審査員からの質問です。団体数が多いため、「助成金の用途を明確に」、「どの程度の効果が見込めるか」といった、全団体に向けての質問となりました。5分で説明しきれなかったことに加え、質問に答えるという、どの団体にとっても盛りだくさんの3分であったと思います。
 全団体のアピールが終了したところで、発表者を含め、傍聴者による投票が行われました。団体数が多く、みな悩みながら投票したことと思います。私だったらどこに投票するだろうか、と考えましたが、投票したい団体がいくつもあり、選ぶことは非常に困難でした。ここでの投票結果と、審査員の投票結果を足し、助成団体が決まります。 

 審査の結果、2007年度の都内草の根助成金は、「在日年金問題関東ネットワーク」、「コミュニティスペース よるべ」、「POSSE」、「日本語を母語としない中学生のための日本語教室」、2回目の応募である「どぜうの会」の5団体に満額、「VIVID 高次脳機能障害とともに」にはおよそ半額ですが、助成されることとなりました。おめでとうございます!
 他の団体も、今回は残念でしたが、より良い社会の実現のために、皆さん頑張られています。今後の活動に期待するとともに、より良い活動が展開できるよう、 応援しています!

公開選考会に参加して

 このようにオープンな選考会は、初めてでした。助成金の選考というと、応募団体に分かるのは結果だけであり、その途中経過を見ることは出来ません。審査員がどの点を評価し、どの点に疑問を持つのか、応募団体は分らないままであったのです。このことは、応募団体にとって、どこに問題があるのかわからないままであり、より良いプレゼンテーションの方法を考えたりすることが難しくなります。
 ぐらんの「公開」という選考方法は画期的であり、団体のスキルアップにつながる、とてもユニークな方法であると、強く感じました。

 応募団体は、アジアと都内に分かれます。アジアや国内にどのような問題があり、それに対してどのような団体が活動をしているのか、知ることができました。
 特に都内では、団体数が多いことに比例して、私の身近に多くの問題があり、それによって様々な人が困難な状況にあることを知ることができました。世の中には多くの問題がありますが、すべての問題に取り組むことは不可能です。 しかし今回応募した団体のように、多くの団体が存在します。それは、とても心強いことです。
 どの団体も、今後の活動に大いに期待しています。そして、より良い活動ができるよう、応援しています。

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