草の根市民基金・ぐらん

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患者自身が医療との関わり方を学ぶ活動拠点の拡充

団体名 患医ねっと
助成金額 2014年度 / 50万円
団体概要 患者自身が、医療との関わり方を学ぶというあたらしい概念を広めるための基盤(ペイシェントサロン)を開設。ファシリテーターの育成を行い、学び・情報共有・交流の場として運営している。
助成事業 患者の質向上に向けた勉強の場の活動拡大事業

地域に患者を中心としたコミュニティ「ペイシェントサロン」を主宰できるペイシェントサロンファシリテーターを育成し、活動の場を増やし、カバーできるエリアを拡大させつつ、運用組織の基盤をつくる。
実施内容
(1)地域において患者コミュニティを主宰できるペイシェントサロンの
   ファシリテーターの育成プログラム開発

患医ネット  東京大学情報学環堀里子氏と共同で
  プログラムを開発。成果物として
  「講座テキスト」を作成。




患医ネット(2)ペイシェントサロンファシリテーター
   養成講座の開催

 @養成講座(基礎コース)の開催

 A養成講座(応用コース)の開催



患医ネット(3)ペイシェントサロンの新規開設

  ・ ペイシェントサロン善福寺
    (東京都杉並区)
  ・ペイシェントサロンChiba
    (千葉県千葉)
  ・ペイシェントサロン名古屋
    (愛知県名古屋市)
  ・ペイシェントサロンとちぎ(栃木県宇都宮市)
  ・ペイシェントサロン根津(東京都文京区)

(4)ペイシェントサロンファシリテーター交流・情報交換の会の開催

(5)ペイシェントサロン事業基盤の強化

●組織体系化に向けて以下を推進している
  @ペイシェントサロンファシリテーターの養成講座受講生のデータベース作成
  A交流の場の設置(facebookにグループを作成し、適時情報提供)
  Bチラシやワークシート等のひな形の提供
  Cファシリテーターのマニュアル提供

成果と課題 《助成金によって得られた成果》
ペイシェントサロンという患者自身が、医療との関わり方を学ぶというあたらしい概念について、広めるための基盤を、ほぼ整備できました。 特に、各地のペイシェントサロンを開催していくための、育成プログラムが完成したことにより、今後の活動の展開への道筋が整ったと言えます。 また、ともに運営を支援してくれるスタッフもあらわれ、今後の円滑な運営に活路を見出しています。

《今後の課題》
(1)活動の展開:患者自身が学ぶというあたらしい発想であり、また手法もグループワークをとりいれていることもあり、ファシリテーターとして各地で活動を希望する人材とのマッチングがむずかしい。ファシリテーター養成講座を受講しても、自らペイシェントサロンを開催するに至らない(19名受講→新規開催は4カ所に留まっている)。 そのためには、一参加者として活動にお越しになった方への広報活動をしていく必要と、講座後のより手厚いフォローが必要である。

(2) 名古屋、栃木といった遠隔地で活動をしてくれた方もいるが、対面での指導などが時間や距離的に難しく、十分に支援することができていない。 そのためには、遠隔地でも支援可能とする方法(例えば、インターネットの活用)などを今後検討していく必要がある。

(3) 充分な資金を得るためのシステム構築が未熟である。 そのためには、ペイシェントサロン活動の思いの具現化や各地のペイシェントサロン活動への支援体制などを含め「資金提供をしたくなる組織」を確立していく必要がある。
2015年度の活動予定 2015年度目標: ペイシェントサロン体制整備の確立、及び全国12カ所の拠点確保
(1)ペイシェントサロン体制整備(2015年4月〜6月)
(2)ペイシェントサロンファシリテーター養成講座4回(6月、8月、11月、2月)開催し、ファシリテーター16名を育成。そのうち7名が地元でペイシェントサロンを新規開催。新拠点とする。
(3)ペイシェントサロン根津(毎月一回継続)をモデルケース、および見学の場として活用する。

 

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