団体名 |
NPO法人 Street Culture Rights |
助成金額 |
2012年度 /50万円 |
団体概要 |
SCRは、グローバル性、創造性、挑戦と競争など、ストリートカルチャーの持つ幅広い文化的ポテンシャルを活かし、強烈にワクワクするような、人生の希望のきっかけとなる経験を十分に与えることを目指して活動しています。
日本の公共教育では不十分なこういった経験を、学校以外の居場所を提供することで解決することを目指しています。 |
助成事業 |
都内青少年施設でのストリートカルチャー通年教室「RAW SKOOL」
都内青少年施設(おもに、杉並区立阿佐ヶ谷児童館)において、青少年の感性や可能性を開く拠りどころを創出することを目指したストリートカルチャー教室の開催(通年/月2回)。
専門家が直接教え、時には海外のトップアーティストを招いて英語によるワークショップを行うことで、地域における青少年の交流を活性化させ、彼らの感性を多角的に刺激することを目指す。
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実施内容 |
海外のゲスト講師を年間で7名、その他国内の外部講師
を迎え、月2回の教室を1年を通して開催。ダンスレッスン、ディスカッション、質疑応答を行う。5歳〜32歳、初めての参加者から14年以上のベテランまで平均15〜20人程度が参加、地域の中学生や高校生も多く訪れた。
9/28、10/7,、12/9、2/9には、アメリカ・カナダから計7名の海外講師を招き、英語でのワークショップを開催。各回およそ50人の青少年が参加した。
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成果と課題 |
《助成金によって得られた成果》
このような地域の教室、NPOの活動において、外部の講師を招いてきちんとした謝礼を支払うことができたことは大きな成果でした。そのため通年開催を安定して継続でき、かつ1回1回の教室自体をとても質の高い内容にすることができました。
教室も大規模な会場を利用でき、18〜22時に時間を設定したことで、勉強の後に参加できる学生も多かった等、様々な年齢の参加者が集まり、地域の青少年に良い機会を与えることができました。
以上の結果、青少年にとっていつもと違う刺激を与える場とすることができたと感じています。
・受験前にワークショップに参加しダンスを始めたことをきっかけに、高校入学後にダンス部を作った
・英語でのワークショップがきっかけで英会話教室に通い始めた
・将来は英語にかかわる仕事をしたい
などの声が参加した学生たちから聞かれ、青少年にとって学校という場では得られない新たなきっかけを提供できる、地域に根付いた活動ができたと考えています。
《今後の課題》
青少年の心を開く場、拠りどころとなることを目指すには、現在の開催頻度では不十分だと考えています。習慣化することが、青少年同士の交流を太く、流動的にするからです。
なにより、子ども達やご家族からも同様の声を頂くなど、地域からも求められてきているので、スケジュールと資金繰りの課題を克服し、最低でも週に1度の定期的な活動にしていきたいと考えています。 |
2014年度の活動予定 |
通年で行う今の活動に加えて、参加者の幅を広げる活動をしていきたいと考えています。具体的には、非行に走る、学校に行けない等ネガティブな要素を持った子ども達へのアプローチを検討しています。
その他に、現在アメリカ・カナダとは積極的に交流を続けていますが、今年度はアフリカへの進出に挑戦したいと考えています。
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