| 団体名 |
第2回リカバリー・パレード「回復の祭典」実行委員会
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| 助成金額 |
2010年度 / 50万円 |
| 団体概要 |
「アルコール・薬物・ギャンブルなどの依存症や統合失調症・うつなど心の病、生きづらさ」から回復している本人・家族、友人、関係者、そして一般の賛同者が新宿に集まって「回復」を喜び祝い、回復の姿をアピールするパレードを行う。 |
| 助成事業 |
第2回リカバリー・パレード「回復の祭典」〜心の病からの回復〜今、ここから〜
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| 実施内容 |
 第2回リカバリー・パレード「回復の祭典」〜心の病からの回復〜今、ここから〜
日時：2011年10月9日（日）
会場：新宿文化センタ大ホール および 周辺道路
「アルコール・薬物・ギャンブルなどの依存症や統合失調症・うつなど心の病、生きづらさ」から回復している本人・家族、友人、関係者、そして一般の賛同者が新宿に集まって「回復」を喜び祝い、回復の姿をアピールするパレードを行った。参加者は約700名だった。2010年9月23日に第1回リカバリー・パレードを開催しており、今回は2回目の開催となった。
第1回と異なる点として、ステージをお借りして当事者と専門家を交えたパネルディスカッションや、当事者、賛同者によるダンス、太鼓、音楽などのステージイベントを行った。これにより、顔を出して歩くということができない人にも参加の場を提供することができた。
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| 成果と課題 |
＜助成金によって得られた成果＞
今回ぐらんの助成金を活用させていただくことにより、新宿の街を歩くパレードだけでなくステージをお借りすることができた。ステージでは、パレードをおこなっている間にも顔を出して街を歩くことに抵抗がある人などが発表の場として使うことができた。
また、ステージを用いることでパレードの前後にもパネルディスカッションやステージイベントを行い、ホワイエでは各団体のブース出展やパネル展示を行った。これにより、各個人の都合や状況により、パレードを歩くだけでなく、さまざまな形で「回復の祭典」に参加することができ、より多くの人が回復の喜びを分かち合い、また回復の姿をアピールすることができたと考える。
さらに、事前準備などの実行委員会を通して、また当日参加も含めて、これまであまり交流することがなかった各相互援助グループ、市民団体や、これまでお互い知らずに活動していた団体同士が交流、連携することができた。パレード開催後も、パレードで出会った人や団体同士で協力、連携し合っている例もあり、今後心の病や生きづらさへに対する無知や偏見を取り除く活動が、より一層強化されるのに一役買ったのではないかと考える。
＜今後の課題＞
心の病や生きづらさに対する無知や偏見を取り除くのに回復の祭典が果たした功績はあるにせよ、現状では心の病を持つ人が回復を目指すための治療機関や相互援助グループにつながる例はまだまだ多いとは言えず、また回復を目指し始めたとしても、どの治療機関やグループ、団体に行けばよいかわからない例が数多くあると言われている。そうした人たちに、回復のためのヒントを提供したいところだが、まだまだ力が及ばないのが現状である。
また、リカバリー・パレード「回復の祭典」は現状では日本では東京のみの開催のようである。地方から多くの参加者が来てくださったのもまた事実だが、心の病を持つ人の中には遠方には出向けない人も多いため、今後は各地方での開催を支援していけるようにしていきたい。
第2回リカバリー・パレード「回復の祭典」の開催にあたっては、事前準備で人手が不足しており、今後開催にあたって準備ができる人材の確保も課題である。
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| 2012年度の活動予定 |
2012年は、9月23日に第3回「リカバリー・パレード」を開催すべく準備している。
今回は準備の都合上ステージはお借りせず、第1回と同様パレードのみの開催となるが、2013年に開催予定の第4回ではステージを使えるよう今から準備を始めている。もちろん、ステージがなくても毎年開催することに意義があると考える。
第3回については、これまで2回開催した経験をふまえ、活動方針や活動方法を変えていけたらと考えている。なお、本年は地方からも開催方法についての問い合わせがあったので、そちらも積極的に支援しつつ東京での開催も行いたい。
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